北海道を巡る 2025/7【Nikon Zf】 

写真旅

旅の経緯

 諸事情により、思わぬ長期休暇が取得できた私はただ漠然と持て余した時間の使い道に悩んでいた。
「どこかへ行こうか」ふと思いたち深く考えることをやめて気の向くままに北海道行きの飛行機のチケットを購入していた。
行き先は決まったが目的はない。思うがまま、見たままの北海道に身を任せるようなそんな旅路である。
愛用しているZfにいつも通りFマウントのオールドレンズを携えて飛行機に乗り込むのであった。

行き先

  • 1日目 
    • 札幌市街〜すすきの
  • 2日目
    • 野外博物館 北海道開拓の村
      ソメスサドル 砂川ファクトリー&ショールーム
      定山渓 豊平峡温泉
      支笏湖
  • 3日目

    • 新千歳空港

使用機材

  • NikonZf / 40mm、35mm

宿泊先

  • ザ・センチュリオンサウナ レスト&ステイ札幌
    • 初日 北海道旅行では初めてのカプセルホテルの利用だったが、大浴場やサウナも完備されており、カプセル内部も睡眠を取る分には快適な広さが確保出来ていた。
      騒音などもなく非常にコスパの良い宿泊先だった。
      一人旅で利用する分には申し分ない宿。
  • 車中泊
    • 2日目 車中泊 
      これは言わずもなが、7月でも支笏湖の湖畔での車中泊だった為、朝方は非常に冷え込んだ。

I 今年2度目の札幌

北海道を訪れたのは、今年に入って2回目。
前回は1月末に友人と2人で1泊2日の弾丸旅行。みっちりスケジュールを立ててひたすらに写真を撮っていたのを思い出す。
今回は目的なくふらふらと今の自分の状況を体現するような旅行である。
すすきの周辺で気のむくままに食事を取ってから明日の行き先を考えようと、そんな魂胆だ。

「札幌スープカレー hirihiri OH!DoRi!」
かねてより本場のスープカレーが食べたかった私は初日は友人に勧められたお店の一つであるこちらのお店を訪問した。

食後は1日目の宿として予約をしていたカプセルホテル「ザ・センチュリオンサウナ レスト&ステイ札幌」へチェックインを済ませ、市街を散策。

北海道は度々訪れているが、時計台の写真を撮ったのは初めてかもしれない。
東京タワーやスカイツリーでも感じるが、その街その街にあるシンボルは優しく逞しく常に人々のそばに存在感を控えながら佇んでいると感じる。

チェックインを済ませた後は友人にお勧めされていた「米風亭」というビールバーを訪問。札幌といえばサッポロクラシックではあるが、このお店ではその他の北海道の様々な地ビールを楽しむことが出来る。個人的に気に入ったのは「小樽ビール」フルーティーな味わいの中にしっかりとした苦味を感じることが出来る、非常に好みの味のビールだった。
ここにはまたいずれ来たいと思う。

II 北海道の自然と歴史

この日も清々しいほどの快晴に恵まれた。
レンタカーを借りた私はぼんやりと昨晩行こうと考えていた場所へ車を走らせる。
平日ということもあり、どこに行っても混み合うこともなく、贅沢な時間の使い方が出来るだろうと自然と私の心は高揚していた。

〜北海道開拓村〜

広い敷地の中に、歴史的な建築物が様々建っており、北海道の歴史や文化を等身大で感じることが出来る素晴らしい場所である。

当時の生活感がそのまま残っている。

敷地も広く、見るべき建造物も多いため全体を見て回るのに約1時間30分ほど必要とした。
北海道の歴史や文化といった市街では味わうことの出来ない体験が出来た。
長い歴史を持っているかと思われるが北海道は開拓から今の文化が形成された土地でもある為、
地名には全国各所の地名が使われていることが多い。これは全国各地から開拓のために北海道に来た人々の名残である。このように様々な土地から移住してきた人々によって文化が統合され、今の北海道が作られているのである。

〜ソメスサドル砂川ファクトリー〜

雑に昼食を済ませた私は、自分でも愛用しているいるソメスサドルのファクトリーを訪れることにした。
日本唯一の馬具メーカーであるソメスサドルは知る人ぞ知る、革製品の名門である。
ファクトリーに着く頃には日も傾き始めていたが、広々とした敷地の一部で放牧されてる「ゴールドアッシュ」が出迎えてくれた。
砂川ファクトリーの人気者であるゴールドアッシュに会いに全国各地からファンが訪れると厩舎の作業員の方が優しく色々と教えてくださった。

ファクトリーではアウトレット品を含む様々な革製品の販売も行っている。ソメスサドルの製品は一つ一つに職人の丁寧な仕事が施されており、一生物として使える素晴らしい製品に溢れている。工場内の見学は出来なかったが、十分に楽しい時間を過ごすことが出来た。

ファクトリーの後は、北海道旅行の際には必ず訪れる定山渓にある豊平峡温泉へ。
相変わらずここの露天風呂は非常に広く北海道の広大な夜空を楽しむことが出来る。
初めて訪れた際からすっかりこの温泉の虜になってしまった私は機会があるごとにこの湯に浸かることにしている。
ぼんやりと北海道の広い空を眺めながら、身体の疲れを癒すこの瞬間は何物にも変え難い贅沢なひと時である。
普段は味わうことの出来ないこの贅沢な時間を堪能した後、北海道の夜空と自然を味わうために支笏湖へ向かうのであった。

〜支笏湖〜

大自然の中にある静かな湖のほとりで夜空を眺めながら周辺を散策。普段の生活から一気に離れることができ、リフレッシュすることが出来た。キツネやシカ等の北海道ならではの野生動物の姿を見ることもでき、非日常感を満喫。

薄く雲がかかってはいたが、対岸まで綺麗に見渡せるいい天気であった。時期的に天の川まで見ることは出来なかったが、それでも肉眼でも多数の星々を見ることが出来た。

日中の賑わいは静かに息を潜め、幻想的な雰囲気に様変わりしている。
湖畔にある観光客向けのお店たちは街灯に照らされるだけの存在となりもの寂しさを醸し出している。
都会の繁華街では夜の時間こそが日常のような風景であるが、このような観光地では夜の時間が非日常感を演出してくれる。
今の私にはこの寂しさが心地よい。

Ⅲ 旅の終わり

 最終日、支笏湖のほとりにある駐車場で目を覚ます。夏場といえども標高や湖畔というシチュエーションも相まって、非常に車内は冷え込みあまり睡眠を取ることは出来なかった。車中泊で体力の削られた身体を無理やり起こし、早朝の湖畔を散策。一羽のカラスが眠気を覚ませと出迎えてくれた。

札幌に戻った私はレンタカーを返却し、新千歳空港へ向かった。
天候の崩れによりフライト時間が1時間以上後ろ倒しになった為、成田空港からの電車に間に合わず、成田空港で夜を明かし今回の旅を終えることになるとはこの時は思いもしなかった。

殆ど無計画の旅ではあったが、想像以上に満足度の高い旅であった。
普段の生活のようにあれこれ考えず、思うがまま、思う通りに身体を動かし旅行をする。
好きなように写真を撮る。ただそれだけの時間が人生に彩を与えてくれるのだった。

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